八卦掌(はっけしょう)とは、中国武術の一派。 太極拳、形意拳と並んで内家拳の代表格とされる中国武術である。その名の通り八卦に基づいた技術理論、一般的な流派と違い拳より掌を多用する点、一見して舞踊のように見える動作が特徴であり、達人でもそれを自認している者は多い。基本歩型『擺歩』『邁歩』『扣歩』を始めとする様々な歩法の習得が重要視されており、里進外扣、平起平落、趟泥歩で円周上を歩く『走圏』を基本とする。套路の内容は門派によって異なるが、8種類の基本的な套路に始まって様々な套路・対練(約束組手)を学び、修業者はそれらを組み合わせるなどして習得してゆく。各種槍、刀、剣、棍、鉞など様々な武器術も存在する。