「障害者が働ける場を」難病の音楽クリエーター

「障害者が働ける場を」難病の音楽クリエーター堀江さん、NPO設立目指し募金募る


 三つの指定難病がある音楽クリエーター、堀江半蔵さん(51)=佐賀市高木瀬町=が、障害者による音楽制作のNPO法人設立を目指し、インターネット上で資金を募っている。「闘病生活の心の支えとなってくれた音楽を通して、障害者が自立し、社会参加できる環境をつくりたい」と意欲を見せる。

 堀江さんは15年ほど前、背中の激しい痛みに襲われた。医療機関を受診しても原因が分からず、立つこともままならなくなってから難病の「強直性脊椎炎」と診断された。さらに靱帯(じんたい)が骨化する「黄色靱帯骨化症」と「後縦靱帯骨化症」を患い、着替えや食事、入浴の介助を受けながら車いす生活を送っている。

 約10年前、県内在住の末期がんの女性シンガーにSNSを通じて出会い、ライブで力強く歌う姿に心を揺さぶられた。堀江さん自身、福岡市の路上でギターの弾き語りをしていたほどの音楽好き。音楽制作の現場を紹介する動画を見たことをきっかけに、音作りの仕事に興味を持った。

 「この体でも、パソコンのマウス操作ならできる」と、少しずつ機材を買い集め、独学で音楽制作ソフトを使った曲作りを始めた。さが桜マラソンを応援する曲「桜並木」などが話題を呼んだ。

 想定しているNPO法人の業務は、動画共有サイトに投稿された動画の音を調整するミックスやマスタリング。NPOとともに就労継続支援A型事業所をつくり、業務を請け負う計画だ。

 設立資金として500万円を目標に4月26日までクラウドファンディングで募っている。集まった資金は機材購入や事務所兼作業所のバリアフリー化に使う。

 堀江さんは「音楽に活力をもらい、今を生きている。障害者が仕事をすることは大変だが、多くの人が参加できるよう協力してほしい」と呼び掛ける。

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アドレスは、https://camp-fire.jp/projects/view/227484

”佐賀新聞LIVE”からの転載

アイキャッチ:“Group of happy and diverse volunteers” PxHere

                     “雲の海” PxHere

アインソフ談】

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投稿者: アインソフ

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